2019年 06月 13日
コドモとオトナ |
そういえば、とんと見なくなりました、
お菓子や、おもちゃの売り場で
「買って! 買って!! 買って!!!」 と
その場にひっくり返って泣き叫ぶコドモの姿。
駄々をこねる という表現では追いつかぬ、
全力を放出しての自己主張。
私が最後に見たのは思い出せないほど昔のことでしたが
その当時であっても
「久しぶりに抗う子を見たなぁ」と思いましたから
ここずーっと見ていない姿であるのは確かです。
そこで、
なぜ見なくなったのだろう、と考えてみたんです。
コドモの聞き分けが良くなった?
親サイドが子に我慢をさせず、すぐ買ってやるから?
親サイドの あしらい が巧くなった?
子サイドにとっては菓子も玩具もねだるものではなく、
黙っていても与えられているから?
子サイドは、そもそも駄菓子や安っぽい玩具を欲していない?
そして、
もうひとつ、とんと見なくなった光景には
スーパーや路上などの公衆の面前で
幼き我が子を罵倒したり、
激昂のあまり、手をあげる母親、という図。
しょっちゅう目撃するシーンだったので
私が中学生だったときは既にクラスメイトの一人が
「ああいうお母さんにだけはなりたくないよね」と
きっぱりと言い、全員の意見の一致を見たほどです。
その一心が、
やがて母になった暁に生かされているゆえ
「ああいうお母さん」が 絶滅?したのかもしれません。
でも、いまは
自室で密かに我が子を虐待するニュースが増加中。
ときに私たちは、
一体どこで階段を踏み誤ってしまったのでしょうか。
子を、殴ったり面罵したりすることはダメ、
絶対ダメなのだけど、
そのダメの浸透が
「人前」から「密室」に変わっただけだということを。
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by re-air
| 2019-06-13 22:45