2016年 03月 22日
白鵬の受難 |
白鵬に土がつくと、
異様に盛り上がる場内に
私はそのたびに
不服を感じていたものでした
どうして
角界も、相撲好きも
この人の功績を決して
褒めようとはしないのか?
若・貴横綱が去ったあと、
この人がずっと孤高に綱を守りつづけていることや、
奇しくも誕生日である東北大震災のあの日から
多額の寄付をして復興支援をしていることなどは
むしろ、私たちは大感謝すべきなのである。
過日の “ダメ押し” でさえも
取り組みをよく見ていれば
あれは、わざとではなく
たまたまあんな形になってしまった、というだけの結果であるのは明白だ。
それは、
かつて千代の富士が、格下の力士(寺尾)を力づくで持ち上げて
強引に土俵から投げ捨てた暴力行為とはまったく違うし、
その兄である審判員が
大腿骨を骨折してしまったことだって、白鵬のせいでは決してない。
ただ、近々の技なり態度なりを見ていると
これまでの優等生ぶりはどこへやら、
いったい、
いま白鵬に何の悪いことが起こっているんだろう、と案じてしまう。
しかし、
その場しのぎの、姑息な手段でしか勝てなくなったとは
まだまだ思えない以上は、
本来の実力を発揮するのが今場所であると信じるのみだ。
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by re-air
| 2016-03-22 23:11